鮮明化モジュール

弊社が進める鮮明化技術のビジネスは、初版の鮮明化技術を製品化したFPGA版の鮮明化処理装置から始まり、第一世代版と位置づける鮮明化処理アルゴリズム(専用の鮮明化プロセッサ:ASIC版)を搭載した鮮明化モジュールをベースに、小型化と大幅なコストダウンを実現し、利用用途への拡大に向け、ユーザ様への利便性を主体に提供しています。

鮮明化プロセッサ仕様
タイプCMOS形 デジタル集積回路 シリコン モノリシック
名称TZA300XBG
特徴雨・雪・霧の悪天候映像、光量不足の暗視映像、逆光の黒潰れ映像など悪条件下で撮影された映像から、リアルタイムで被写体のディテール情報を抽出、鮮明化を行い、映像の可視性を高めます。
機能超低レイテンシ処理(100pixel Clock以下)
ノイズリダクション用DDR3メモリコントローラ
外部メモリレス(NR処理なし)動作も可能
映像入出力
I/F
YUV444(24bit)、422(16bit)、LVCMOS Parallel
代表映像対応
フォーマット
VGA(640×480) SVGA(800×600) XGA(1024×768) SXGA(1280×1024) UXGA(1600×1200 Reduce Blanking) HD(1920×1080 VESA CVT138.5MHz) SD(720×480@60i/p,720×576@50i/p) HD(1280×720@25/30/50/60p) FHD(1920×1080@50/60i/p) 最大ドットクロック(148.5MHz)
制御I/FI2C スレーブ、割込み
電源Core PLL 1.2V、DDR3 I/F 1.5V/2.5V、I/O 1.8V/3.3V
寸法19mm×19mm×1.9mm

高鮮明化処理ボード

現在、第二世代版(次世代版)の鮮明化アルゴリズムを開発し、実用化が可能となっています。 これは、第一世代版よりさらに高度な鮮明化機能(高鮮明化処理アルゴリズム)を有しており、第2世代版では実現できなかったナチュラルな映像を最大限まで崩さず、クオリティーの高い可視化映像を実現させています。 この機能を搭載した高鮮明化処理アルゴリズムは、FPGA版として高鮮明化処理装置への組込みを可能としています。 (現状は、組込み型のFPGAボードとしてカスタム提供する構成となっております。)

外観
※ ボードサイズ:縦140mm×横320mm
ブロック図
主な機能
鮮明化レベル鮮明化の度合い(鮮明化レンジ:大、中、小)
拡張コントラスト閾値、適応コントラスト、明度
色補正色の強度
ノイズ除去ノイズ除去強度
鮮鋭化映像フォーカスの改善

鮮明化処理ソフトウェア

鮮明化処理をパソコン上で簡単に操作し、鮮明化が必要な映像を効率よく処理する事ができる専用の鮮明化ソフトウェアです。
表示画面:左側(操作メニューと処理画像)、右側(元画像)
外観
操作メニュー
ダイナミックレンジ拡張レンジ強度(0-100%)、ON/OFF、AUTO(20-120)
拡張コントラスト自動明度(ON/OFF)、明度レベル、閾値レベル、適応コントラスト
色補正色補正の強度レベル
ノイズ除去ノイズ除去強度レベル、ノイズ除去感度レベル
鮮鋭化鮮鋭化強度レベル、鮮鋭化処理エリアサイズ(大、中、小)
初期化ボタン変更パラメータを初期化
撮影ボタン元映像と処理映像を保存

その他

その他の製品・ソリューション
弊社および協業パートナーでは、映像/画像に関する全般の画像処理ソフトおよびセンシングに関するシステム開発などを手掛けており、特にリアルタイム処理を必要とする映像の処理は得意とする分野となっております。

これまでの主な業務事例として、以下の内容の実績があります。
  • 鮮明化処理装置の開発
  • 車両検知手法のアルゴリズム開発とシステムソフト開発
  • 圧力容器内面の目視検査カメラの開発
  • 配管内面検査用カメラの開発
  • 細胞特異点抽出ソフトの開発
  • 軟体動物の3Dプリンターへの精細化ソフト開発
  • 鮮明化ICチップ化の鮮明化アルゴリズム開発と専用モジュール開発
  • 高鮮明化処理アルゴリズムのRTL化とFPGA版ボードの開発
  • 医療内視鏡カメラ部の光学的処理部材の開発支援
  • 鮮明化モジュールのシステム化と製品化支援
受託映像化処理
各種の映像、センシングに関する受託開発ならびにシステム化と製品化の支援業務など、ご依頼を受けます。